ステンドグラスで色ガラスを切ったり、額縁の面材を作る時にガラスを切る事があります。

普段はあまりガラスを切る機会はないと思いますが、初心者でも簡単にガラスを切れる道具を

ご紹介していきます✨

ガラスを切る道具、SK11 オイル式超硬刃ガラス切は4種類あります。

それぞれ切断能力や用途によって異なります。

NO.1は切断能力は2~6mmで持ち手の部分はクリア素材で、非常に軽くなっています。

NO.2はNO.1と同じで切断能力は2~6mm。先端部分が少し細くなっています。

手元が見やすいので細かい作業用に、特にステンドグラス用としておすすめです。

NO.3の切断能力は3~12mm。NO.4の切断能力は3~19mmとより厚いガラスを切れます。

NO.1、NO.2は軸部分が樹脂製だったのがNO.3、NO.4では真鍮製となっています。

真鍮となる事でより重くなり、安定してガラスを切ることができると思います。

プロ用となっているので、ガラスを切るのは少し技術がいります。

今回は売れ筋&初心者向けのオイル式超硬刃ガラス切のNo.1を使用します。

オイル式超硬刃ガラス切の注意事項としては自動車ガラスやテーブル用ガラスなど特殊な加工を施した

強化ガラスは切断できません。

準備するもの

①カッティングマット

②手袋

③保護メガネ

④オイル式超硬刃ガラス切

⑤ミシンオイル

⑥耐水ペーパー・ダイヤモンド研磨ブロック

⑦定規

(⑧マジック…マーキング用)

まず、ガラスを切る前にオイル式超硬刃ガラス切にミシンオイルを入れます。

カッター部分の反対側にキャップが付いています。そこをクルクルと取外し、

オイルを入れます。オイルの容器がディスペンサータイプだったらそのまま入れる事は

可能ですが、そのほかの場合はオイル式超硬刃ガラス切に付属しているスポイトでミシンオイルを

入れて下さい。NO.3、NO.4の真鍮タイプも同じようにオイルを注入できます。

ガラスを切っている時に切粉がどうしても出てしまいます。その切粉が散らばってしまい、

掃除も大変ですし、体の中に入ってしまうという事も起こりえます。そういった事を防ぐために

オイルを注入して使用します。

ガラスの切り方

①切りたい所をマジックなどで印をつける

②マーキングした所に沿ってガラス切でガラスに傷を付ける

 ※切る角度は55°~70°、縦直立にガラス切を固定し、肘から動かすイメージでガラスを切ってください。

 「チー」という音が鳴ったらうまくガラスに傷が入っています。

 もし、同じところをもう一度切りたいという事であれば、2mm横に離した所を切るようにして下さい。

 ※同じところを二度切りすると刃先を破損する恐れがあります。

③ガラスを割る

 ②で付けた傷に沿ってガラスを割ります。ガラスの割り方は3種類あります。

 1. 薄板(厚さ2~3mm)の場合は切り終えた両端を両手で掴み、

 裏側に折り曲げるようにして左右に引っ張ります。

 2. ガラスを切った面を上にして、切断線を中心に片面の下に定規を敷き、片手でおさえて

 反対側を上から押さえて割ります。(テコの原理)

 3. 厚板(厚さ4~6mm)の場合は、切った線の裏側をガラス切のキャップ部分で軽くたたいて

 切り口を浸透させてから(ヒビを入れる)1か2の方法で割ります。

今回は直線・曲線と大きいガラス板の場合は③の3の方法でガラスを割りました。

④バリを取る

 うまくガラスに傷が入らずにかけてしまった所があるので耐水ペーパーやダイヤモンド研磨ブロックで

 バリを取っていきます。今回はダイヤモンド研磨ブロックの#60でバリを取っていきました。

 ダイヤモンド研磨ブロックは#60~#400まであります。乾湿両用ですが、水をかけて研磨する方が

 綺麗に削れます。

◆ダイヤモンド研磨ブロック

ガラスもタイルもゴリゴリ削れます【藤原産業】

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