本日は弊社によくお問い合わせをいただく、ナイロンカッターのナイロンコードの巻き方について

ご紹介していきます。まずは、ナイロンカッターの種類について簡単にご説明していきます。

ナイロンカッターの種類は大きく分けて差込式・叩き繰り出し式・回転繰り出し式があります。

差込式はその名の通り、ナイロンカッターに先端にカシメが付いたナイロンコードを差し込むものです。

差込式は簡単にセットできるので、ナイロンカッター初心者の方にオススメです。

差し込み式ナイロンカッター SNS-3

叩き繰り出し式はナイロンカッターの接地面がボタンの様になっていて、そこを地面で叩くと

ナイロンコードが飛び出してきます。草刈作業中にコードを抜いたり、差し替えたりという

手間が省けるので、広い範囲の草刈りをされる方にオススメです。

当社では叩き繰り出し式はタップ式と呼んでいます。

簡単巻き取り式ナイロンカッタ SNT-3
タップ式ナイロンカッター 102 SNT-8
タップメタルナイロンカッター SNT-10

回転繰り出し式はナイロンコードが短くなると、ナイロンカッターが回る遠心力でコードが伸びます。

コードが伸びるといっても短くなった分が伸びるので、いちいち刈払機を止めずに作業できます。

こちらも広い範囲の草刈作業にオススメです。当社では回転繰り出し式はフルオート式と呼ばれます。

軽量フルオートナイロンカッタ SNF-1
接地型ナイロンカッター SNF-2
フルオートナイロンカッター SNF-3
フルオートナイロンカッター3

また差込式・叩き繰り出し式・回転繰り出し式以外にも巻き取り式のナイロンカッターがあります。

巻き取り式のナイロンカッターにはナイロンコードの出口が4か所あり、コードが短くなったら

一旦刈払機を止めて、ナイロンコードをずらして違う穴2か所に差し込み直します。

シンプルな構造なので人気のあるナイロンカッターとなっています。

巻き取り式ナイロンカッター SNM-1

今回、巻き方を説明するナイロンカッターは大きく難易度別に分けると3タイプあります。

少しコードの加工が必要になるタイプ、巻き方にコツがいるタイプ、比較的簡単に巻けるタイプ

それぞれご紹介していきます。


コードの加工が必要なタイプ

ナイロンコードの端を穴から抜けないように加工がいるタイプはフルオートタイプのSNF-1とSNF-2です。

SNF-1
SNF-2

2アイテムともナイロンカッターの中に穴が付いていて、そこにコードを通して巻いていきます。

準備するものは長さ2mのナイロンコード2本です。

ナイロンコードの片方をライターなどで溶かしてカシメを作る、結んで溶かす…など加工が必要になります。

なかなかライターで炙って溶かす作業が難しいという事もあると思います。

そんな時におすすめなのがSK11 ヒーティングツールです。先端のアタッチメントが交換でき、

はんだごてとして使ったり、ウッドバーニング、ナイロンロープの切断など…様々な用途に使えます。

今回はカッティングナイフというアタッチメントを使い、コードを押し付けてカシメを作ります。

SK11 充電式ヒーティングツール SHT-37VLi(JAN:4977292403474)
SK11 カッティングナイフ SHA-006(JAN:4977292403535)

コードの取り付け方はまず、ナイロンカッターをバラします。

コード止めの穴にコードを2本とも通します。一旦カシメを作っている所までコードを引っ張ります。

矢印の方向に沿って2本ともコードを綺麗に巻いていきます。

ある程度巻き終わったら、切り欠き(窪み)が2箇所あるので、そこにコードを1本ずつ挿します。

切り欠きにコードを挿したらフタを閉めて、LOCKと書いてある方に回します。

コードを切り欠きから外して、いったん完成です。

あとは刈払機に取り付けて、飛散カバーを付けている場合はナイロンコードを

カバーに当たらない長さに切ります。コードが短い場合はもう一度巻き直して下さい。


巻き方にコツがいるタイプ

フルオートタイプのナイロンカッター3、SNF-3とタップ式のSNT-8はコードの巻き方にコツがいります。

SNF-3とフルオートナイロンカッター3は巻き方がほとんど同じなので、SNF-3を説明していきます。

SNT-8は一番巻き方が難しいので慣れるまでが少々苦戦すると思います。

SNF-3
フルオートナイロンカッター3
SNT-8

SNF-3の巻き方

1.5mから3mのナイロンコードを1本ご用意ください。

ナイロンカッターを開けた時に内側に2つ穴があります。ここにコードを差し込んで

矢印の方向にコードを巻いていって下さい。

まず最初に用意したナイロンコードを半分に折って、

先の部分を大体15cmから20cmぐらいずらして下さい。

内側の穴2か所にナイロンコードを差し込みます。

この時に15cmから20cmくらい調節して2本ともコードを引っ張ってください。

コードを巻いていきます。コードを巻く方向は矢印の方向です。

巻き終わったら切り欠きが2か所あるのでそれぞれにコードを差し込みます。

あとはフタを閉めて、鍵マークの方に回して下さい。あとはコードを切り欠きから外します。

これで刈払機にセットできます。

SNT-8

まずはナイロンカッターのケースを外します。「PUSH」というボタンが付いているので、そのボタンを

押すと3つの部品に分けることができます。外のケースとコードを巻きつける部品が出てきます。

ナイロンコードは適応している太さ・形状の2~3mくらいのものを1本ご用意ください。

最初にナイロンコードを真っ直ぐに伸ばします。

ナイロンコードの先端を10cmくらいずらします。片方を10cmずらした状態で反対側をしっかり持ちます。

コードを巻き取る部品の真ん中くらいに切り欠きがあります。そこにコードを引っかけて

「WIND LINE」と書いてある矢印の方向にコードを巻いていきます。

巻いていく時には片方を上側、片方を下側に分けてそれぞれ巻いていきます。

コードを巻き取ったら、外に出すコード分を残して、切り欠き2か所にそれぞれコードを挿していきます。

切り欠きにコードをセットし終わったら、ケースを取り付けていきます。

ケースを取り付け終わったら、一度切り欠きからコードを外します。

もう一つのカバーを取り付けていきます。コードが出る位置に穴の部分を合わせてセットします。

これで一旦コードの取り付けは終わりです。あとはコードの長さが長ければ切って調整して下さい


比較的簡単に巻けるタイプ

タップ式のSNT-10とSNT-3は比較的コードが簡単に巻けます。2アイテムはほとんど同じの巻き方です。

まずはSNT-10のコードの巻き方を説明してから補足としてSNT-3を説明します。

SNT-10
SNT-3

SNT-10

ナイロンコードは適応している太さ・形状のものを2mを1本ご用意ください。

付属で2mナイロンコードが2本入っています。

まず、ダイヤル部分と本体部分の三角マークをクルクル回して合わせて下さい。

合わせ終わったら、「LINE IN」と書いてあるところにナイロンコードの端を差し込んでください。

差し込むと反対側からコードが出てきます。

※必ず三角マークを合わせてからコードを差し込むようにして下さい。

合わせずにコードを差し込むと反対側からコードが出てきません。

コードを両方同じくらいの長さに揃えます。ダイヤル部分に矢印が書いてあるのでその方向に回します。

だいたい使いたいコードの長さまでダイヤルを回したら完成です。

あとは出ているコードを刈払機のガードに当たらない長さに切ってください。

SNT-3

SNT-10とほぼコードの巻き方は同じです。コードを差し込む前に三角マークを揃えます。

三角マークを揃えるとナイロンコードを差し込んだ時に貫通します。

差し込んだ時に少しSNT-10と比べると少し貫通しずらいので、差し込む先端部分を真っ直ぐに

してから差し込むようにして下さい。あとのコードの巻き方はSNT-10と同じです。

◆動画はコチラ

草刈機ナイロンコード 使い方を教えます【藤原産業】

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